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2005.11.23

ちゅっちゅ、ちっちゃい

キサラ1歳11ヶ月。彼女は今もおしゃぶりを手放せない。

ミツキの時は、眠いときにおっぱいがないと眠れず号泣してしまうタイプだったので、私が疲れ果ててしまったので、旦那がおしゃぶりを与えてハイローチェアに乗せて揺らして寝かしつけをしてくれた。昼間も眠くなるとおしゃぶりを吸ってくれるようになって、本当にほっとしたものだ。その割には、断乳したら、すっとおしゃぶりもやめてしまった。
キサラは全くその逆で、授乳中にはおしゃぶりを与えても「これ、偽物」と言わんばかりに、ぷっと吐き出す始末。まるっきり興味を示さなかった。
ところが、断乳した途端、ちゅっちゅ(我が家ではおしゃぶりをこう呼ぶ)大好きになってしまったのだ。言葉もぼちぼち出てくる時期だし、立ち歩きも安定してきてからの話。ただ遊んでいる時でも、自分でちゅっちゅを探し出しては、吸ったり噛んだり。おしゃぶりはよくなくしたりどこかに落として隠れたりしがちなので、予備をいくつか置いてあるのだが、いつの間にやら全部取り出してきて、両手に掴んでとっかえひっかえしゃぶって楽しんでいたりする。

義母などは、もうこんなに大きくなったのにおしゃぶりなんて、と思っている節もあるようだが、まあ、欧米では、かなり大きな子でも鼻呼吸の促進のためにおしゃぶりを推奨しているという話を聞いたこともあるし、一生おしゃぶりしている子はいないし、2歳前ならばまだまだいいよなあと思って、私は特にやめさせるようにはしていなかった。
実際、しっかり鼻呼吸は身についた様子でもある。

しかし、ここにきて、問題が発生した。
歯が生えるのが遅かったキサラも、さすがに2歳前になると犬歯までしっかり生え揃った。そうして気がついたのだが、ちゅっちゅのゴム部分が、最近おかしい。一部色が白っぽく変わって、弾力が減って‥‥よく見ると、ゴムがぐずぐずになって穴が開いている。
観察してみると、どうやら、この歳になると吸うよりも噛むほうが面白くなってきたらしく、ちゅっちゅを噛み噛みしていることが多い。変色部分は、キサラが歯で噛んで細かい穴を開けていたところだったのだ。
キサラの愛用しているのはヌークの12ヶ月以上用。比較的大きいので具合がよいらしい。ヌークのおしゃぶりは口の奥側が横に丸く広がっており(ヌークの乳首の特徴である)、ここがちょうど歯にあたっていいらしいのだ。この部分に穴が集中して開いている。
穴が開くだけならまだ使えるが、あまりに噛むので、その部分がぼろぼろになって破れて大きな穴になってしまった。これはさすがに、ゴムを囓って飲んでしまうので、使えない。廃棄。
手持ちのものは全て穴が開いてしまった。こうなると中に唾液が入るぶん汚くもなりがちで、なにか変な臭いもついてしまった。

新しく買ってやったちゅっちゅもすぐに穴が開いてしまい、これはさすがにおしゃぶりを使い続けるのはちょっと無理?と思い始めた。
愛用のヌークは、12ヶ月以上用は天然ゴム製しかラインナップがない。シリコンゴム製にしたら少しは硬くて穴が開きにくいかな?と思って、ピジョンのシリコンゴム製おしゃぶりを買ってみた。とはいえ、こちらは8ヶ月くらいからのものなので、かなり小さい。ゴム部分の形も違う。とりあえず試しに、とキサラに与えてみた。

キサラの反応はといえば、口に入れた途端、
「ちゅっちゅ、ちっちゃーーーい!!」
と激怒。全然吸わずに、力いっぱいぼいっと投げ捨てた。以来、このちゅっちゅの名称は「ちゅっちゅ、ちっちゃい」。何度与えてみても、吸わないで捨てる。あげくに、このおしゃぶりを見せるだけで「ちゅっちゅ、ちっちゃい!」と怒り出す始末。

ここでピンときた。キサラが「ちゅっちゅちょうだい」と言ったら、「今までのちゅっちゅはもう壊れちゃったのよ、これしかないのよ」と根気よく与えてみよう。仕方がないからこの「ちゅっちゅ、ちっちゃい」で諦めるか、それとも何が何でも吸わなくなって、ちゅっちゅ卒業できるか。どっちにしても、都合がいい。

そう思い、今までのちゅっちゅを隠して(一応まだ保存してあるが)そろそろ1週間。泊まりの旅行があった関係で、1日だけ従来のちゅっちゅを与えたが、それ以外は「ちゅっちゅ、壊れちゃったよ」で通している。
キサラはますます激怒して、「ちゅっちゅ、ちっちゃいっっっ!」と当たり散らして新しいちゅっちゅを投げ飛ばしている。

今夜はとうとう、眠いのに眠りきれなくて、ほとんど寝そうになっているのに、時々口を吸う形に動かしては「ちゅっちゅ‥‥ちゅっちゅ‥‥」とべそをかいて、そんなふうに20分くらい泣きながら、とうとう泣き寝入りした。普段は比較的寝つきのいいキサラなのに。
本人にとってはたぶん第2の断乳のごとく途轍もない喪失感なんだろう。

まだ「ちゅっちゅ、ちっちゃい」との戦いはしばらく続く。

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コメント

 遼太郎もおしゃぶりが離せません。これを断つのはかなりの困難が伴いそうな雰囲気です。
 というのも、おしゃぶりが無くては寝付けません。眠くなってくるとおしゃぶりが無ければ泣き叫びます。そして興奮状態になり、これが長時間続きます。もはや眠たいのを忘れたかのごとく…。
 これに付き合うべきなのですが、ついつい与えてしまいます。
 寝ていても、眠りが浅い状態でおしゃぶりをはずすと、半分寝ているくせに周囲を探し、おしゃぶりが見つからなければついに起き上がり、泣き叫び、目を覚まします。逆におしゃぶりを与えると一瞬で寝付きます。ほんと、一瞬です。
 平穏を求める余り、安易におしゃぶりを与えすぎてしまっている感は否めません。ですがあまりの違い(興奮状態が長時間続く→一瞬で睡眠)に子供のみならず、親がおしゃぶりを手放せない状態になっています。
 この先、ちと不安です。

投稿: 竜馬 | 2005.11.23 19:51

おしゃぶりは、指しゃぶりなどもそうですが、子どもの精神安定剤になっているので、あんまり無理やりやめさせるのはかえって良くないかな、と私は思ってます。今回もおしゃぶりをやめさせる目的ではなくて、囓りにくいおしゃぶりに買い換えてやったら、たまたま本人が気に入らなかったんですよね(笑)

一番いいのは、だんだん自分で納得して使わなくなることでしょうねぇ。話して通じる歳になってきたら、「おしゃぶりしてるのは赤ちゃんだよ」攻撃が効くんじゃないかなー。
おしゃぶりは指しゃぶりと違って歯並びを悪くすることはないと言われているので、今は親子お互いの平穏のために(笑)おしゃぶりに頼っちゃっていいと思いますよ。

投稿: あずみ | 2005.11.27 01:53

うちの娘は、おしゃぶりダメでした。
しかし、ガーゼや毛布、最近では自分の手の産毛でまどろむようになりました。
これは、しばらく、止めれないのでは?と覚悟しています。

投稿: こばち | 2005.12.02 11:33

ウチの長男のときもやはりおしゃぶりが2歳過ぎまで手放せませんでした。それもビジョンの特定の商品しか気に入らないらしく、同じ商品を何個を買い続けていました。
違う形状のものだとプッと吐き出して怒りまくっていました。歯が生えそろうと買ったばかり物もすぐに穴を開けてしまうのでほとほと困リ果てた頃にやっと卒業してくれたことを思い出しました。
対照的に2歳になったばかりの次男はおしゃぶりそのものが嫌いらしく、僕の記憶ではたぶん一回も使おうとはしませんでした。兄弟でもその子どもそれぞれみたいですね

投稿: ころすけポー | 2005.12.04 19:18

>こばちさん
毛布やタオル好きな子もいますねー。ライナスとか。
うちの場合、むしろそういう「これさえあれば」アイテムがあればよかったのに、と上の子の時に思いましたよ。生身のママ以外はダメだったんですよねぇ‥‥つらかった。

>ころすけポーさん
コメントどうもありがとうございます。
やっぱり、子どもなりにこだわりがあるんでしょうかね。形とか固さとか舌触りとか。
兄弟でも好きなものや行動は全然違うのが面白いですよね。別の人間だからと言えばその通りなんだけど、こんなに赤ん坊なのに、というところが面白いですね。

投稿: あずみ | 2005.12.05 12:55

あずみさん、こんばんは〜。先日はブログの訪問有難うございました。おしゃぶりですが、こちらの子供は3歳くらいのこどもでもみんなしてるよ。ちょっとぐずると、母親がずぼっと口に押し込むんだよね。かなり強引。でも、大人になっておしゃぶるしてるひとは見たことないから、やっぱりどこかでは卒業できるんだよね。大丈夫!大丈夫!!(って、私が言える立場ではないのですが・・・)うちはまだまだおっぱい星人です。

投稿: ぬあ | 2005.12.18 06:37

ぬあさん、どうもご来訪ありがとうございます〜。
おおー、やっぱりヨーロッパでは大きくなってもおしゃぶりしてるんですね。うちはとうとう卒業完了したようです。先日、隠してあったおしゃぶりを発見したときは、キサラは「ちょーだーい」と叫びまくって怒りはしたものの、すぐ他のことに気が行ってしまいました。

こちらにいらっしゃる時には是非お会いしたいですね〜。ってもうこれを書いてる今は日本にいるはずか。

投稿: あずみ | 2005.12.20 11:43

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