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2003.09.30

インフォームドコンセントって難しいby患者

インフォームドコンセント、セカンドオピニオン、といった言葉が最近は一般的に使われるようになってきたけど、実際に言い出すのはなかなか難しい。仕事現役だった頃、まあ私自身は大学在学中から「インフォームドコンセント重要」な教育を受けてきた世代なので、自然に心がけて患者さんやご家族に説明をしたり、質問を聞き出すようにしたり、質問されれば丁寧に答えるようにしたりしていましたし、若い女医ということでどっちかといえば聞きやすかった方だとは思うんですが、それでも患者さん側からしたら、なかなか大変なことだったんですね。自分が患者側になってみて、ひしひしと感じました。
それは今から2年余前、娘を出産したときのことでした。

先に結果を言ってしまうと、娘の出産は帝王切開になりました。なぜ帝王切開になったのか。もちろん正当な理由があります‥‥が、実は、そこがちょっと、モヤモヤしています。
仕事も産休に入るまで続けて、特にそこまでの妊娠の経過は大したトラブルもなく、まあ順調でした。産休に入ったあとも、残務処理や、引っ越しや、いろいろありましたが、これも無事こなして、臨月に入る少し前に里帰りで実家に行きました。
この時、実家近くの個人の産婦人科医院に転院。出産へ向けて妊婦健診に通うようになりましたが、そこの先生の方針なのか、それとも私に問題があったのかは分かりませんが、予定日の3週間前くらいからやたらに「子供が全然下がって来ないね。早く産まないと大変だよ、難産になるよ」と言うのです。初産はむしろ遅れがちになるとも言うのに、そんなふうに言われたって‥‥という感じ。1度、私のほうから「下がって来ないのは、なにか理由があるんですか?」と聞いてみたけど、「特にそういう理由はないと思うけど」と言われただけでした。内診も毎回はしなかったし、児頭骨盤不均衡を疑ってのX線もありません。エコーで計測をしてはいましたが、大きめとは言われても、大きすぎるとは言われません。
お産にいいよ、と言われる散歩もしたけど、蒸し暑い季節だったこともあってか、30分くらい歩くと息があがってしまい(←実は既にここで問題があったと後から思えば思われるのだが)、とても十分には歩けません。そうこうしているうちに、子供が下りてこないまま、血圧が高くなってきてしまいました。とはいえ、自動血圧計で測って140〜150くらいでした。緊急というほどではありません。
そして予定日の健診。結局、子供は下りてきていませんでした‥‥多分。というのは、この日、内診はなく、エコーとNST(この回が初回)しかしなかったからです。血圧は160くらいでした。そして、医師から受けた説明は、まとめるとこんなふうでした。
「予定日だが、子供はまだ全然下がってきていない。子供は今のところ元気だが、このまま待っているとかなり難産になるだろう。あなたは血圧が高くなっているので難産になると危ない。帝王切開したほうがいい。普通の帝王切開ならうちでもやっているが、血圧のことがあるので、別の総合病院に紹介する」
いったいどういうことでしょう。前回までは帝王切開のテの字も聞いてないし、そもそもこの説明では帝王切開になる「病名」すら言ってません。予測される病名は「児頭骨盤不均衡」と「妊娠中毒症」なのですが(実際、覗き込んだ紹介状にはそれが書いてあった)、その病名は、本人には全く知らされない状況です。それでハラを切れというのだから、納得しろってったって無理っしょ?
‥‥ところが、ところがです。その時の私は、「はい、わかりました」とあっさり言ってしまったのでした。理由は簡単で、その時、既に私は身体がえらくて(方言ですね)えらくて、子供さえ出してくれれば何でもいいや、という気分だったのです。私は紹介状を受け取って、「下から産めないのか‥‥」と意気消沈しか気持ちと、「でもこれで楽になれるー」というほっとした気持ちと、両方を抱えて、家に戻りました。正直、「この医師のとこで産まなくて済んだからいいか」という気持ちもあったかもしれません。

翌日、紹介されて受診した総合病院の主治医は、気さくないい先生でした。ただ、紹介状に詳細が書いてあるせいか、実際の現在の症状などを聞かれることはなく、内診も省略されて(翌日入院だったので)、帝王切開という手段については「帝王切開ですね」と確認されただけで、既に既定路線になっていました。「○○先生(前の医院の医師)から話は聞いてますね」と言われただけで(私は思わず「はい」と答えてしまった)、改めて詳しい病状の説明もなかったのでした。
そして、その翌日入院。さらにその翌日、予定日3日過ぎて、手術。直前の私の血圧は190。NSTでは子供は元気。娘は帝王切開で無事産まれました。帝王切開にしては元気な子供で、一瞬は保育器に入ったものの、母が手術室から出てくる前に、普通の新生児用ベッドに移されていたようです。

正直なところ、「そういえば、なんで私ってば帝王切開になったんだろ?」と思ったのは、怒濤の新生児・乳児期間も過ぎて、最近になってからです。
結果的には、子供も元気過ぎるくらい元気、私も比較的回復はよく、産後は順調に過ぎました。血圧もだんだん上がってきていたし、あの時期に帝王切開となったのは、一番タイミング的によかったんだろうなぁ、とは思います。なので、帝王切開だったことは、特に後悔はしていません。
ただ、「あんな(ある意味)いい加減な説明で、どうして自分は納得してしまったんだろ?」という疑問があります。あの時冷静だったら、「病名はなんですか? 中毒症ですか?」「どうして子供は下がってこないのですか? 本当に全く下りてきてないのですか? 今後経過を見ても下りてくる可能性は薄いのですか?」「転院後にしても、降圧剤を使ってNSTを見ながら陣痛が来るまで様子をみたり、促進剤を使ったりということは、危険でできないのですか?」と、いくつでも質問したいことがあったでしょう。その質問をしなかったばかりに、2人目の出産が近づいている今、今回はどうなるのだろう?という迷いが残ってしまっています。すっきりと「今回も帝王切開で行こう」と言い切れない自分がいます。

そして、もう1つ。自分が病気(なり体調が悪い)の時は、例え知識があったりあらかじめの心構えがあったりしても、冷静にインフォームドコンセントを要求することは難しいものだ。ということを学習したのでした。

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コメント

 医師免許持ってる人ですらこうなんだから、素人さんの患者(^_^;)には説明を求めるってのはなかなか難しい(^_^;)。どうしても「物分かりのよい」患者になってしまいがち。まして、説明を求めて1回でもめんどくさそうな対応やヤな顔されたら、その後また詳しく説明を求めるってのは(体調悪いんだから(^_^;))面倒この上無い・・・。
 某大学付属病院の某医師なんかは、検査結果のコピーをくれと言ってもイヤそうな顔したし、説明を求めても詳しくは教えてくれないし(^_^;)。相方のコネで見てもらった個人病院の先生(所謂セカンドオピニオンって奴ですね(^_^;))の方がはるかに丁寧で判りやすかったですな(^_^;)。こっちの理解レベルに合わせてくれたし。
 
 同じ大学病院でも東京の方に居る眼科の先生はやたら丁寧に説明してくれるし、手術前にはさらに若い医者がやたらと細かく説明してくれるので安心できました。
 個人の資質と病院の方針の相乗効果でしょうね。なぜ同じ付属病院なのにこんな差があるのかは不明(^_^;)。
 
 医師にも色々。技術優先の医師(外科の執刀医とか)と患者とのインターフェイスを主に行う医師に分業した方が良いんじゃないでしょうかねぇ(^_^;)・・・。

投稿: こばりん | 2003.09.30 15:16

医師の間でのインフォームドコンセントの浸透度は、やはり若い医師ほど行き渡っていると思います。エントリーのほうにも書きましたが、今はどこの大学でも、インフォームドコンセントは常識として教育されているので、基本的な態度として刷り込まれているのでは。やがて時がたって、年輩医師が引退し、下から若手が育っていけば、自然にインフォームドコンセントは浸透していくんじゃないかなと思います。

ただ、気持ちの中では分かっていても、技術や才能が追いつかないということはままあるわけで。インフォームドコンセントにおいて、いろいろ説明したり質問に答えたりするうえで、「分かりにくい専門的なことを分かりやすくかみ砕いて説明する」という能力が必須になるわけですが、これはかなり個人差があると思います。ある程度は訓練や経験によって上手くなるけど、こういった言語能力ってけっこう先天的な才能の関与が大きいと思うし。
そして、患者さん側の理解能力も、相当個人差大きいんです。想像すればわかりますが、年齢、生育環境、知的レベル(失礼)などなど、千差万別。同じくらいの内容(かなり易しくしたつもり)で説明しても、飲み込んでくださる人と、ぽけーっとした顔してる人といますよね、やっぱり。インフォームドコンセントが完全なる常識になったとしても、そういう医師側やら患者側やらのさまざまな事情から、結局「インフォームドコンセントとか言うけど、全然だめじゃん」と思う人は多数出るんだろうなぁ。悲観的ですが。

>> 医師にも色々。技術優先の医師(外科の執刀医とか)と患者とのインターフェ
>>イスを主に行う医師に分業した方が良いんじゃないでしょうかねぇ(^_^;)・・・。
まあ、これって、大病院みたいに「主治医グループ」という形で複数の主治医がいる場合は既に実行されてるケースもあるかも。でも、医師数の少ない一般病院とかで、主治医は原則1人で、「主治医からは何も説明されず、『説明担当医に聞いて』と言われ、主治医以外の医師から診察もされず説明だけ受ける」というシチュエーションだったら、納得できます?

投稿: あずみ | 2003.10.02 08:05

 > というシチュエーションだったら、納得できます?
 そーゆーのは薮医者と言うのではありませんか(^_^;)?私は不味いメシ屋で納得したりはしませんよ(^_^;)。薮医者やタケノコ医者でも満足するはずはありません。説明にしろ治療にしろ、自分の手に負えないと判断した時点でより技量の高い医師に応援を仰ぐのがマトモなんじゃないかと思いますけど(自分の手に負えない事を自分より技量の低い医師に依頼するって時点で既に薮(^_^;))。
 病院の規模はこの際あまり問題にならないような気がしますね(^_^;)。私が目の手術をした埼玉の私立総合病院では、執刀医は多少の説明をしましたが、より詳しい説明や日常のケアは別の医師(若手)が行ってました(手術直後の治療は執刀医がしましたが)。
 術後時間がたって日常のケアだけになっても、質問内容で若手医師に判らないことがあると、「G先生に聞いておきますので」と言われ、緊急を要する場合はその日の内に電話で連絡が入ったりもしました。この病院では眼科医師は執刀医を含めてたった3人でした。
 転居などもあったせいで、病院はいくつも回って(^_^;)ますが、私の個人的な体験だけでも、都内某大学病院では医師はごろごろしてましたが担当医は若手で、私の病状も正確には判断できなかったらしく、レーザー治療のみを行っていましたが結局右目は手遅れになりました(^_^;)。もちろん、病状や処置に対する詳しい説明もありませんでした。
 都立病院(ここは眼科ではありませんでしたけど(^_^;))も似たようなモノで、年齢からするとベテランと思われる担当医でしたが、説明はほとんど無し。もちろん、他の医師による説明もありませんでした。
 都内某(さっきのとは別)大学病院は見事に分業されていて、問診を行う若手、執刀医、患者のさまざまな面でのケアを担当する医師などに別れてたようです。もちろん、執刀医は説明を全くしないなんてコトではありませんでしたけれど。
 県内の某大学病院(前述のと同じ大学)は、眼科医師はざっと7〜8名で、それなりにベテランも居るようですが、説明は全体的に少なめです。メンドウな治療は受けてないので腕の程や手術時の説明の有無などは判りません(^_^;)。同じ病院の腎臓科は前の書き込みで述べたとおり、駄目駄目でした(^_^;)。
 現在通院している病院は医師数こそさして多くない私立ですが、説明には時間と手間を割とかけています。患者個人に関係しない部分(一般的な部分)は看護師が説明する場合もありますが、それでも煩いほどに詳しく説明があります。その割には手続き的な所で忘れ物があったりするはアレですが(^_^;)。

 くだくだ書いてしまいましたが、「説明」に関してだと、大規模とは言えない私立総合病院の方が大規模な大学付属病院や公立病院より(私の経験では)良かった訳です。

 もちろん、大学病院でも当たりの医者が担当医になれば説明不足とか無かったのだろうと思いますけど、当たり外れがあるようじゃ(医師を指定できない今の制度では)困るんですよね。

投稿: こばりん | 2003.10.04 17:24

ああ、こばりんさん、どうも失礼しました。あくまで前回のコメントで「納得できます?」として書いたのは、わざと非常に極端にした例でして、これは現実にはあり得ない(そして誰も納得できないであろう)と考えて書いたものです。よって、そんな実例はもちろん聞いたことがありません。納得できなくて当然です。

実際のところ、現実に行われており、かつきちんと機能しているのは、「複数主治医制」または「チーム医療」という形のものだと思います。「チーム医療」という言葉ですと、複数の医者というよりも、コメディカル(看護師、各種療法士など医師以外の医療系職種)とのチーム、という意味合いが強くはなりますが。

その一方で、「説明」に関して、大規模病院より一般病院のほうが良かったかも、という感覚は、あながち間違ってないと思います。なぜなら、一般病院のほうが大規模病院よりも、自分の病院の評判には敏感だからです。経営に直接響いてきますので。そのぶん、医者自身が努力してると思います。(大規模病院が努力してないという意味ではありません。念のため。)もう1つ、規模の大きくない病院のほうが、いろいろな意味で小回りが利き、体制を変えていくうえで硬直性が少ない、ということも言えます。上層部が硬直していない限り。これは医療機関に限らずですけれど。

>> 都内某(さっきのとは別)大学病院は見事に分業されていて、問診を行う若手、
>>執刀医、患者のさまざまな面でのケアを担当する医師などに別れてたようです。
>>もちろん、執刀医は説明を全くしないなんてコトではありませんでしたけれど。
このあたりが、科にかかわらず、大学病院としてはもっとも標準的な体制かと思います。
>> もちろん、大学病院でも当たりの医者が担当医になれば説明不足とか無かったの
>>だろうと思いますけど、当たり外れがあるようじゃ(医師を指定できない今の制度
>>では)困るんですよね。
これは難しいですよねぇ‥‥当たり外れに関しては、断然大学病院は大きいです、おそらく。元々人数が多くて玉石混淆ということもあるし、本当はあんまり臨床は得意でない(研究中心で)医師がいたり、ということもありますし、一般病院に出すとちょっとヤバイ奴を囲い込んであったりということすらあり得ます。自分自身は大学病院に勤めたことはなく、学生時代の見聞きや医局の噂の範囲の話ではありますが。大学病院には、学を積み経験を積んだ立派な医師が多数いるのももちろん事実なんですけどね。私自身、患者としてかかるなら、大学病院は怖いです。
こんな話したら、またこばりんさん怒りそうだけど、でもだからどう解決すればいいか、とかは正直まるっきり思いつかない。建設的でなくてごめんなさい。

余談ですが、大学病院は文部科学省の管轄です。厚生労働省じゃないんですね。だからどうという話ではなくて、ただのトリビアです。

投稿: あずみ | 2003.10.05 11:21

む〜。
Gも一応、よくわんかんない肝臓系の病なので
常時薬飲んでますが、病名を聞いても先生自身も「私もわからなくなってきた」という状態で(笑)
γ−GTPだっけ?脂肪肝とかアルコール肝で数値が悪くなるの。
産後、会社の検診で数値が悪いのを指摘されて病院受診してからエコーや肝生検してるのですが白黒つかないらしくて先生も困ってます。
継続療養手続きするときの病名に先生は思い当たるものすべて書いたらしく、
「脂肪肝」「高脂血症」「自己免疫性肝炎」
「PBC」とか書かれていました。

エコーや生検の結果では「脂肪肝」というほど
脂はのってない。PBC診断の決定打になる
酵素?もみつからない。
多少身体にかゆみもあるけど耐えられないほどでもないし。黄疸もでていない。
・・・・・・いったいなんなんでしょう(^^;)
γ−GTPの高い体質とかだったら怒るぞ(笑)
とりあえず、予防の意味でウルソ100を1日6錠飲んでましたが、最近は数値が落ち付いたので1日3錠に減りました。
相変わらず、食後とか疲れてきたときには右の肋骨下辺りが重く痛いのですが「肝臓には神経が無い」という有りがたい一言で片付けられてますね。
いずれにしても、父親や祖父も胆道・肝臓ガンや肝硬変で亡くなっているので家系なのかもしれません。
世話になっている先生には悪いけど、他の病院も訪れてみるかどうか悩んだりしますね、病状が落ち付かないときには・・・・

投稿: G・鳥坂 | 2003.10.05 12:58

鳥坂さん、コメントありがとうございます。
鳥坂さんも闘病中(というのだろうか)なのですねぇ。γ−GTPだけ高い人というのは、ちょくちょく見かけます。たいていはお酒呑みなので、エコーなど画像的に問題なければ経過観察にしてしまうことが多かったですが。
あくまで私の個人的感想ですが、γ−GTPは肝細胞の状態よりも胆道系の状態を反映するものだと思いますので、まあ肝生検までやっていらっしゃるので変な胆道系の病気は今のところ可能性低いとは思いますが、むしろもっと太いほうの胆管や膵臓などのほうはどうだろう?とは思いました。例えば膵胆管造影とかはやったのかな。
食後に右脇腹が重くなるというのも、なんとなく肝臓っぽいよりは胆道っぽい症状くさいかなーと。肝臓の中には確かに神経はないけど、肝臓の表面の被膜には神経がありますから肝臓が腫れる場合は重いような痛みが起こることはあるし、肝臓の中を走る胆管はある程度以上の太さになると神経があるので、やはり胆汁の流れが悪いなどがあると痛みを感じることはあります。
いずれにしろ、診察もせず検査結果も見ずに無責任に(笑)言えることはこのくらいですけども。

こういうケースでは、実際にはっきり診断がつけられていないのだから、希望があればセカンドオピニオンなり転院なりを頼んでいいんでないかなと思います。言いにくければ、「診断がつかないので」と言わなくても、「仕事の都合で転院したい」とか言えば別に角もたたないと思うし。嘘も方便。

セカンドオピニオンについては、またそのうち項をあらためて書いてみたいネタだとは思っております。いつになるかなぁ。

投稿: あずみ | 2003.10.06 17:00

コメント、こちらこそありがとうです(^^)
闘病・・という気は本人まったくありません。
むしろ、何で薬飲むんかな?ってくらい日常は
何も支障ないのでのんきなものです。
胆管や膵臓系は特に何も・・・ですね。造影も未経験(笑)ですから。
エコーも半年に1回位で左あばら下から右あばら下までまんべんなくサラリと。妊娠時のエコーのような感じでおなか全部見てます。
胆管にポリープ状のものがあるよ・・・といわれましたが急に大きくならなきゃ問題ないよとの説明頂いているので頭の片隅にころりと転がっている程度です。
それよりも、陣痛に似た便秘の腹痛のが日常では辛いかな(笑)腸が長い分、運動して動かさないと(^^;)

あずみさんの体調はいかがですか?
出産は恥骨をくぐりぬけるロマンという迷言(?)もありますので体調が宜しければロマンを感じられることをお勧めします(^^)

投稿: G・鳥坂 | 2003.10.07 00:09

>>闘病・・という気は本人まったくありません。
それに越したことはないですねー。むしろ一病息災というほうかしら。

>>出産は恥骨をくぐりぬけるロマンという迷言(?)もありますので
>>体調が宜しければロマンを感じられることをお勧めします(^^)
おかげさまで‥‥ただいま、「健診へ行ってきた」のエントリーにあるように、逆子なんですな。ロマンに憧れる気持ちもあるにはありますが、今のところ厳しい現実が眼前に横たわっているもようではあります(笑) 今日も胎動は膀胱キックでした。うは。

投稿: あずみ | 2003.10.07 10:52

 > 一般病院のほうが大規模病院よりも、自分の病院の評判には敏感だからです
 こんなコトを言って良いのかどうか判りませんが、茨城の某大学付属病院あたりだと、「大学病院のカンバンを背負っている」事に胡座をかいてるような気がしてなりません(^_^;)。患者側にも「大学病院だから」ってブランド指向のようなモノがあるのが現実なんですが、だからってそれに胡座かかれても困ります(^_^;)。

 > 経営に直接響いてきますので。そのぶん、医者自身が努力してると思います。
 医者もですけど、事務や看護師さんがバカに丁寧なんですね(^_^;)。注射1本にも「腕縛りまーす」「消毒しまーす」「刺しまーす」と一々確認しながら(^_^;)。患者の確認も名前だけでなく患者自身が医者から説明された内容と看護師が告げる内容(例えば「造血剤の注射です。先生から説明がありましたか?」とか)の確認をします。私立ですから病院全体の方針なんでしょうね。

 > こんな話したら、またこばりんさん怒りそうだけど
 いや、別に怒ってはいませんが(^_^;)。患者が期待しているのは一定水準以上の医療を受けられるって事だろうと思います。大きな病院で若手や一般の医院に出すとヤバい医者が事実上他の医師のチェック無しで担当医として治療の一切をとりしきるような形になると不味い事になるのでしょう。
 これは町医者にも言える事で、こばりんは小学生の頃、虫垂炎を「風邪だ」と言い張る町医者のおかげで腹膜炎になり(パンクした(^_^;))、大手術・4ヵ月の入院てな事態に陥ったことがあります(この町医者、こばりんが入院してる最中に今度は風邪の患者を虫垂炎だとしてこばりんが入院してる病院に転送、緊急手術させてしまったと言うオチもあります(^_^;))。
 (治癒可能な病気で)自分の手に負えそうも無いと判断できないような医者は、そもそも医師として不適切。免許なんか出すべきじゃ無いって事じゃないでしょうか?誤診やら問題のある医療行為を行ったら運転免許みたいに減点して行って免停やら免取になるようなシステムが必要なのかもしれません(^_^;)。

 > G・鳥坂さん
 > 他の病院も訪れてみるかどうか悩んだりしますね
 セカンドオピニオンは患者の権利ですので、「世話になっている先生に悪い」なんて思う必要は無いんです。もし、言い出し辛かったら黙って他の病院に行ってみましょう(行った先の病院では事情を説明してセカンドオピニオンである旨伝えた方が良いと思います)。この場合、それまでの病院での検査結果や履歴を持ち出せないので、検査を2重に受けることになったりしますが・・・。
 医療情報がDB化されていない日本の実情では、医師も(自分の専門の分野でさえ)充分な症例を知っているとは言えない場合があります。Q熱などの病気では治療方法が存在するにも関わらず、診察する医師が病気の存在を知らない為に治療ができなかったなんて事が多いようです。
 治療が進展せず、原因も良く判らない場合は複数の医師に意見を聞いた方が安全(^_^;)だろうと思います・・・実感として(^_^;)。

投稿: こばりん | 2003.10.07 14:27

こばりんさんへ:
>>こんなコトを言って良いのかどうか判りませんが、茨城の某大学付属病院あたりだと、「大学病院のカンバ
>>ンを背負っている」事に胡座をかいてるような気がしてなりません(^_^;)。
それはどっちかというと、大学病院全体の話ではなくて、その茨城の某大学病院自体の問題ですね(笑)
うちの娘は持病があって、某公立大学病院に定期的に通院しているんですが、どうしても大規模病院では避けがたい問題(検査の待ち時間や場所の移動とか)以外は特に嫌な思いをしたことはありません。先生も丁寧な優しいいい先生でありがたく思っています。

>> (治癒可能な病気で)自分の手に負えそうも無いと判断できないような医者は、そもそも医師として不適切。
>>免許なんか出すべきじゃ無いって事じゃないでしょうか?誤診やら問題のある医療行為を行ったら運転免許
>>みたいに減点して行って免停やら免取になるようなシステムが必要なのかもしれません (^_^;)。
これって、今検討中じゃなかったでしたっけ。リピーター医師とかの問題を中心として。リピーターというのは単なる不注意による事故ではなくて、まさに医師の資質の問題ですから。
医師以外の分野では、教諭では、免許剥奪までの話ではないけど、能力が足りないという理由で解雇されるケースが出てきてますね。

投稿: あずみ | 2003.10.07 22:38

 > 大学病院全体の話ではなくて、その茨城の某大学病院自体の問題ですね(笑)
 その通り(^_^;)。以前にも書いたように、「同じ大学」の付属病院でも、東京にある方の眼科は見事でした(大病院になると科単位で実情が違う事があるので(^_^;)、評価は眼科に限定(^_^;))。
 大学病院が全て駄目ってことは(おそらく(^_^;))ないのでしょう。

 > 医師以外の分野では、教諭では、免許剥奪までの話ではないけど
 免許に関して、日本は全体的にかなり甘いですよね(^_^;)。自動車運転免許だって、一回取ってしまえば(事故や違反で減点されない限り)視力検査だけで更新できます。私の視力でだって更新できてしまうってのは甘すぎかも(^_^;)。技能検査や適性検査を一定の間隔で行うべきなんでしょうね。医師免許も定期的に試験して欲しいもんです。患者は命を預けちゃうんだから(^_^;)。

投稿: こばりん | 2003.10.08 17:50

興味深い内容なので、トラックバックさせて頂きたいと思います。

時差の関係で眠いので、日を改めて投稿に参りますね♪

おやすみなさい☆

投稿: koneko04 | 2003.10.18 16:27

>koneko04様
トラックバック、どうもありがとうございます。私にとっては初トラックバックとなりますので、ちと緊張です。

>時差の関係で眠いので、日を改めて投稿に参りますね♪

koneko04さんのブログもちょっと拝見しました。アメリカ在住なのですね。またいろいろと、ゆっくり読ませていただきます。

投稿: あずみ | 2003.10.19 11:40

あずみさん♪

こんばんは。トラックバックは、pingが上手く出来ていないからか機能していません。

先週末から体調が良くなかったのですが、夫が家に戻って来てから、主治医が所属する病院の時間外外来というのでしょうか? 英語ではwalk-in clinic というような所に行きました。

耳が痛いので中耳炎かと思いましたが、のどが炎症を起こしているとのことで、抗生物質を処方して頂きました。

落ちついたら、また参りますね♪

投稿: koneko04 | 2003.10.23 14:16

>koneko04様
トラックバック、うまくいってませんか。こちらにも何か原因があるのかなあ。トラックバック近辺については、Movable Typeのデフォルトのままなので、ちょっとすぐには分からないですが、週末には時間ができると思うので、調べてみます。

喉が炎症起こすと、耳痛の出ること、ありますね。大事には至っていないようでよかったです。どうぞお大事になさってくださいね。

投稿: あずみ | 2003.10.24 10:22

この記事へのコメントは終了しました。

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ブログを旅していたら、以前から興味を持っていた内容について専門家の方が患者の立場からの実体験を投稿されているのに辿り着いた。 トラックバックの使い方を試すことも兼ねて、この投稿を参照することにした。 今日は遅いので、眠くない時に投稿を読み返してみた... [続きを読む]

受信: 2003.10.18 16:31

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